入学前の準備
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2024年春の情報を確認いただけます。
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パソコンは入学をすると同時に利用します。4月入学式が終わるとすぐに履修登録をしないといけません。履修登録はWebで行い、主にパソコンを使って行います。 履修登録が終わっていよいよ授業がスタートするとオンライン授業をパソコンで受けたり、レポートなど課題をパソコンで作成して提出したりします。 上級生になるとゼミでの研究・発表や就活、卒論制作など、さらにパソコンを利用する幅は広がります。スマホでは代用できません。
コロナ禍により新潟県立大学を含め多くの大学生の授業のスタイルやパソコンの使い方が変化しました。講義や実習、課題をこなすための、教材としてのパソコンを用意する必要があります。県立大生の先輩学生が回答したアンケート調査では、パソコンを準備するうえで最も大切なこととして卒業まで快適に動作することを挙げられています。
新潟県立大学生協では、学生の声を常にヒヤリング・反映し、新潟県立大学の推奨スペックパソコンとして「学習用パソコン」を教材としてご案内しております。
このモデルは数量限定です。完売次第終了となります。
また、万一初期不良等が発生した場合は、修理対応となりますので予めご了承ください。
学生の使用実態を根拠にした機種選定
新潟県立大学生協は、県立大生の使用実態と意見を調査・ご提案に反映すると共に、数あるパソコンメーカーのパソコンから学生と共に多岐にわたる項目を比較検討し、県立大生にとって間違いない機種を選定しています。
全ての学習用パソコンにこれらのサポートが付帯します
大学生になって初めて自分のパソコンを買う方も多いです。
スマホと違って多くのことができるパソコンだからこそ、使っていて困ることもあります。また、毎日のように使うため破損や故障のリスクも大きなものです。そのような困りごとが発生すると通常は購入店に相談しなければなりませんが、学習用パソコンは大学内の生協店舗が窓口になります。パソコン修理期間中の貸出機を含め、大学生協でしか行っていないサポートが学習用パソコンの大きなメリットです。
初めて自分のパソコンを持つ方も、そうでない方も、県立大学で使用できる状態に設定する必要があります。
学習用パソコンでは、県立大学で使用するのに必要な設定やソフトウェアの導入を無料でサポートいたします。また、永くお使いいただくパソコンですので、定期的にメーカースタッフがパソコンの点検を行う無料点検会を開催しております。
買ったら終わりではなく、買ってからが始まりなのが学習用パソコンです。
iPadなどのキーボードがないタブレット端末をメインのパソコンとして活用することは、資料作成時に支障をきたす可能性があることから推奨いたしません。生協でご提案するiPadは、あくまでパソコンとセットでのご使用を想定しております。
【国際地域学部 佐藤 英志 先生】
辞書といえば、大学時代のある友人を思い出す。今から35年前。ワープロがようやく世の中に出はじめた頃の話だ。同じ学部にちょっと変わった男がいた。彼は常に辞書を持ち歩いていた。もちろん電子辞書ではない。紙製の辞書である。それも研究社の英和と和英の大辞典と広辞苑の3冊だ。相当な重さであろう。彼はそれらをひとつのリュックに詰めて肌身離さず「携帯」していた。いつでも、どこでも、調べたいときに調べる。彼のポリシーは一貫していた。授業中は言うまでもない。部活に行くにも辞書。旅行に行くにも辞書。トイレに行くにも例外はなかった。まさに豪傑である。当時、貧乏学生の私には大辞典は高嶺の花だった。それを3冊も携帯しているのだ。周囲の冷たい視線をよそに、黙々と辞書を引く姿が印象的だった。私も負けじと夜を徹して英語を読みあさった。こんな友人との出会いがなければ、今の自分はなかったかもしれない。
しかし、それも昔の話。いまや電子辞書が時代の趨勢である。どこへ行くにも電子辞書ひとつで用が足りる。便利な時代になったものだ。そんな今でも、私は紙製の辞書を使い続けている。電子化の時代に抗いたい気持ちもあるが、それだけではない。ちゃんと実用性を考えてのことである。電子辞書と紙製辞書は、それぞれの良さがある。だから普段は両方を併用すべきと心得ている。
論文や新聞記事などを読んでいるとしよう。知らない単語に遭遇したときはどうするか。リーディングには即時性が大切だ。手っ取り早く意味を調べたい。そんなときは電子辞書が圧倒的に便利だ。綴りを入力すれば意味が出てくる。実に簡単だ。しかし英作文はそうはいかない。長い道のりが必要である。例えば、「思う」に相当する英語表現を探しているとしよう。まずthinkあたりが思い浮かぶ。しかし、これでは単調なので別の表現を探してみる。ここでも電子辞書が役に立つ。電子辞書にはジャンプ機能という得意技がある。thinkから類語辞典にジャンプする。‘... believe, expect, imagine, suppose, conclude, etc...’日本語の「思う」に当たる単語がずらりと並ぶ。その語彙の豊かさに驚かされる。さてどれを使おうか。それぞれに特有の意味がある。そこで再びジャンプ機能を使う。たとえばexpectから英英辞典にジャンプしてみると、すぐに定義が目に入る。'to think or believe that something will happen or that somebody will do something'とある。なるほど。未来に何かが起こると「思う」わけだ。次にsupposeも気になる。再び英英辞典にジャンプする。すぐに定義が目に入る。'to think or believe that something is true or possible'とある。なるほど。ある事が真実だと「思う」わけだ。こんな操作をくり返して、最後に最適な表現を選ぶことになる。
しかし良い英文を書く作業はこれでは終わらない。その語の用法を調べる必要がある。例えばexpectを使うとしよう。主語や目的語の選択はどうか。従属節はthat節かto不定詞か。進行形でも使えるだろうか。できれば用例を参考にしたい、等々。ここで再び辞書が必要となる。しかし、この作業は電子辞書ではだめだ。とにかく画面が狭くて見づらい。文字がすし詰め状態になっている。フォントが荒い。画面を見ていると目が疲れる....。この段階では紙製辞書にまさるものはない。紙製辞書はとにかく見やすい。文字が美しい。明朝体、ゴシック体、イタリック体の区別が明瞭だ。視野が広いので全体を見渡せる。だから用例や語法も探しやすい。これなら長時間の使用に耐えられる。これらの点で電子辞書はいまだ紙製辞書に遠く及ばない。我が敬愛の紙製辞書の時代はまだまだ続くだろう。 ....と思っていた。これを手にするまでは。CASIOの最新モデルSX9800。使ってみて驚いた。文字が美しい!これは紙製辞書に匹敵する美しさだ。旧モデルよりも画面が大きくて、無駄なスペースが省かれている。だから十分な余白があり、定義や例文が読みやすい。書体の区別も明瞭だ。とにかく目に優しい。次から次へと調べてみたくなる。ジャンプするのが楽しい。電子辞書もとんでもない時代に突入したものだ。もしかしたら、本当に紙製辞書がなくなる日が来るかもしれない。そんな予感さえしたのである。
35年の月日は瞬く間に過ぎ去った。あいつは今でも大辞典を携帯しているだろうか。いや、おそらく、それはないだろう。しかし彼のことだ。きっと電子辞書の達人になっているに違いない。今頃は満員電車の中でつり革を片手に辞書を引いているのかな。そんな空想も楽しい。どんなに技術が進歩しても、人間らしさだけは失いたくないものである。