学びの準備
このページは2024年度受験生・入学生向けのご案内となっております。
2025年度受験生・入学者向けのご案内は、12月頃より更新される予定です。
2024年春の情報を確認いただけます。
益田 航 さん
慶應義塾大学商学部商学科2年生(取材時)
合格した学年:大学2年生
内定先:EY新日本有限責任監査法人
公認会計士を目指した理由については、大きく二つあります。一つ目は、公認会計士の将来にわたる自由度がとても幅広いからです。公認会計士の主な仕事には、専門業務である監査が挙げられますが、公認会計士になるためには様々な知識を幅広く学ぶため、監査以外にも税務、アドバイザリー業務、M&A業務など多くの仕事ができます。また、CFO、CEOなどの会社の重要なポジションを任せられる公認会計士も多くいます。独立し、自分の会社を作ることも可能です。普通に就職して、同じ会社に長年居続けることも素晴らしいとは思いますが、私は、その時々で自分が行いたい仕事を選択できる公認会計士の選択肢の幅に魅力を感じました。二つ目は、大学のうちに何か一つのことに対して、自分がやりきった、といえるような結果を出し、自信を付けたかったからです。私は昔まで自分の誇れる長所が殆どなく、どの場面でも1位を取れない自分が情けなく、劣等感に悩んでいました。そんな中で、大学卒業時に何か結果を残したい、と思い、始めました。公認会計士試験を終えた今だからこそ思うことですが、長期間毎日何時間も勉強することは毎日ほんとにきつかったですが、そのような努力を大学中にやり切った、という経験は今後非常に重要となってくると思いますし、また、そのような努力をやり切れた自分に対して自信を付ける事が出来ました。大学のうちに、何か一つ打ち込みたい、と考えている方がいらっしゃるのであれば、資格試験、また、公認会計士試験に挑む、という選択肢を持たれるのもいいのかもしれません。
私自身は、バトミントンサークルに所属しており、資格勉強中に時々顔を出し、バトミントンをしに行ったこともありました。会計士受験生にとって、サークル・アルバイトとの両立、という問題は非常に難しいと思います。一人一人、サークル・アルバイトに打ち込みたい、という欲望と、勉強したい、という欲望が相反するため、どのように両立すべきか悩む方も多いと思います。ここで両立するためのポイントは二つある、と考えます。一つ目は、優先順位を決める、ということです。今何が大事なのか、アルバイトに勤しんでお金を増やさなければならないのか、サークルに行って、コミュニティを作っておくべきなのか、はたまた、会計士勉強の時間を少しでも多く作らなければならないのか、を自分の中で決めることです。二つ目には、期間によって、集中すべきことを変えることです。例えば、直前期までは、遊びながらも勉強する、といったようなオフの期間にし、直前期からは、勉強モードにする、というようなオンの期間にする、といったような使い分けが効果的です。オンオフの切り替えを上手く行える受験生が両立できるのではないでしょうか。
勉強法は様々あり、受験生それぞれに合った適切な勉強法があります。勉強法は、勉強の「質」の部分であり、質を高めることで、勉強量の不足を補うことや、同じ勉強量でもライバルと差をつけることができ、合格可能性を高めるとても重要な要素です。なので、重要なのは、勉強法がとても大切なのだ、と常に認識すること、そして、日々よりよい勉強法を模索することです。勉強法が大切だ、ということは先程の説明で理解できたと思います。日々よりよい勉強法を模索することについてですが、模索の方法は様々です。ウェブサイトやユーチューブで調べることや、講師・チューターに聞くこと、また、周りのライバルに聞くこともとても効果的です。何より大事なのは、自分の各科目の勉強法に対して、どうすればより質を高められるか、を毎日試行錯誤することだと思います。
自分が大変だったのは、会計士受験生ではない大学や高校の友人がとても楽しそうに遊んでいるのを感じたときでした。会計士受験をしなければ、楽しく遊ぶことが出来たし、ここまで追い込まれることもなかった、という風に考え、精神的に辛く感じる時は何度もありました。このような悩みは、会計士受験生なら全員抱くと思います。そのような辛い悩みを解消する一つの方法として、会計士受験生同士のコミュニティでこのような悩みを打ち明ける事だと考えています。皆が抱いている悩みを打ち明け、話し合えば、孤独に悩みを抱え込む必要がなくなります。会計士受験をしていく中で、悩みは沢山出来るとは思いますが、会計士受験生同士で共有しあうことで、自分にかかるストレスや負担を軽減できると思います。